モビリティデータによるカスタマージャーニーマイニング時代の到来

Real Customer Journey Mining – Process Mining applied to mobility data.

現在、プロセスマイニングの主な対象は、調達や受注など社内業務のプロセス。ERPなどの業務プロセスから生データを抽出し、業務プロセス(フロー)を見える化することで、ボトルネックや逸脱などの改善ポイントを特定します。


一方、マーケティングに有効と思われる顧客行動のプロセスマイニング=「カスタマージャーニーマイニング」は、Webサイトのアクセスログを分析対象とした「オンライン・カスタマージャーニー」の事例は増えつつありますが、リアル・カスタマージャーニーの分析例はほとんど存在しません。

しかし、人々が常にスマホを存在し、移動時の交通機関などの利用時にアプリを活用するようになったことで、モビリティデータが生成されるようになりました。結果、リアルな顧客行動データに対するプロセスマイニングが可能になりつつあります。


具体的には、東京や、京都における観光客の周遊状況(どんな観光施設をどんな交通手段で巡っているか)など、観光施策に役立つ顧客行動分析がファクトに基づいて行うことができるでしょう。文字通りの「カスタマージャーニーマイニング」です。

業務プロセスの分析と同様、複数のアプリからのデータの抽出、統合が必要であり、セキュリティ、プライバシーの問題もクリアしなければなりませんが、プロセスマイニング分析の対象として今後、非常に魅力的な分野になることでしょう。

mobility data process mining
Source: Mobility as a Service

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